木綿糸で

染まっているのかいないのか、というくらいの淡い、淡い水色の木綿糸を5m余りの経糸にして機に掛けました。もう1週間以上の時間がたっていますが、まだやっと半分程しか織れていない感じです。左右のテンションに違いがあるのか、右端の糸がよく切れます。その度に滅入る気持ちを励ましながら、織り進めています。機に掛った織りかけの布を見た友人に、「織り上がったら何にするの?」と聞かれて「わかんない」と言い、いつもと同じように答える自分に呆れながら、「本当にこれは何になるかしら?」と思うのでした。

白花のチューリップが咲き終わった後に、濃色(こきいろ)「暗い灰色みの紫みを帯びた赤」の花が咲いています。咲き終わった白花と一緒に、秋の終わりに安くなっていた球根を買い込んで植え付けたもので、大人っぽい色が気に入っています。花も小ぶりで、ごく小さい蕾も入れて数えてみると、30個余りの花が付いていて、欲張りのさくらはこのところにんまりです。