織りを途中で

ありきりの糸で織り始めた布ですが、もう少しというところで緯にしている野蚕の糸が終わってしまい、迷いつつ機にかけたままにしています。吉祥寺のお店に行くか、半月ほど後の東京スピニングパーティーまで待ってみるか、迷いつつ機はリビングの隅に。今日は手持ちの古布の整理をして、解いた着物3枚分を軽く洗うために洗濯機を回しています。あちこちから頂いてあった着物を娘が解いてくれていて、まとめて段ボール箱に入れてあった物の中から、裂きやすそうな布を選んで洗っています。

裂織りをやっていると言うと、着なくなった着物があちこちから集まってきます。着ることがなくても、処分することに躊躇する気持ちが働いて、なかなか処分できないのでしょう。わからなくもないのですが、さくらは織るか、織らないか、織れるか、織れないかで処分するかしないかを決め、自分の中で決めた基準に照らし合わせて気持ちに区切りをつけ、今日も袋いっぱいの古布を出したのでした。