大失敗

仲良しのSさんと隣町の手仕事市に行く約束をして、電車の時間も連絡していました。28日の約束をしていたのですが、1週間前の21日の事です。娘の仕事休みを利用して、近くのデパートで買い物をしてひと休みしていた時「ピーンポーン」の音に応答する間もなく、玄関の前に人の気配がして開けてみるとSさんでした。「あーっいた!よかった元気だった!」「どうしたの?」「今日行く日だったでしょ」「28日じゃなかった?」さくらの勘違いだったのです。彼女はさくらと逢えなかったので、ドキドキしながら我が家まで来てくれたのです。玄関で座り込んでさくらの無事にほっとして「良かった、良かった」と繰り返しながら泣いている彼女の背中をさすりながら感謝とともに「私は人の為にこんなにも心配して、こんなにも泣く事が出来るだろうか」と反問していました。感謝と反省とそれからのお喋りの1日で、30分程縮んでしまった彼女の寿命は取り戻せたかしらと思うのでした。

手に入った野蚕の糸で、織り途中のタッサーシルクの布を織り上げました。昨日やっと手洗いしたので、今朝になってアイロンをかけて仕上げました。その後の機にはレンガ色の木綿糸をあるだけでかけ、少し幅の狭くなるタッサーシルクの布を織り始めました。おりひめで織っている布も次の回には終わりそうなので、次の準備をと思って糸を探し始めました。ふるいおりひめ仲間の方の遺族から引き取った糸を使ってみようかと思っています。