カラスとツバメとシジュウカラ

朝早くの空を、10羽余りのカラスがうるさいほどに鳴きかわしています。以前前の畑で孵ったばかりの雛を連れたカモが、高台の畑から降りられずうろうろしているのを見つけて、カラスがあっという間に雛を連れ去っていった情景を思い出させる鳴き声に、思わず周囲を見回しました。畑には珍しく5、6羽ほどのツバメが虫でも漁っているようでしたが、あっという間に飛び去りました。シジュウカラも虫をくわえて巣箱近くに来ていましたが慌てて飛び去り、カラスがいなくなると直ぐに餌を運んできました。

 

大判の絹のストールを織りあげてみると、まだまだある引き取ってきた絹糸を使い切りたい思いに駆られて、今日も朝から整経した後は予定していた緯を持ち出し、いつも通りの糸漁りの時間です。先ずは糸掛けですが気が急くさくらです。安穏に日々を過ごしながらも、不穏な空気を醸す世界情勢に暗い気持ちが覆いかぶさる日々でもあります。

 

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