次は麻糸で

若くして亡くなったおりひめ仲間のAさんが残した沢山の糸、亡くなって何年になるのでしょうか、あまり接点のなかった方でしたが、さくらにはないセンスに作品展の折にはいつも感心させられていた方でした。もともと持病を抱えていたことは聞いていたのですが、今でも残念な思いで時々思い出される方です。

 

残された沢山の糸を処分方々心ばかりの金額で思い思い引き取った糸の中に、薄い砂色の細い麻糸がありました。かなりな量ですが、半分はすでに5m程に整経されていたので、引き取って以来何にできるか思案しつつ今まで来てしまいました。細いとはいえ麻糸なのでそのまま同じ糸で織る気になれなくて、やっと思いついたのが自分で染めた2色のごく細い麻糸を緯糸に使うことでした。少し引っ掛けただけで切れてしまうほどの細い糸で織り始めています。気の抜けない作業ですが、織り上がりが楽しみになってきました。月終わりには、今も交流のあるおりひめ仲間のМさんから「よろけ織」を教えてもらう約束をしているので、それまでには機を空けておかなければなりません。細い糸に気を付けながら早く織りあげなければと精を出しています。

 

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