シジュウカラのベッド

朝早くから、咲き終わったツルバラの手入れをしました。今年は昨年の切り戻しが良かったのか、白も薄紅もよく咲いて久しぶりに2色の咲き分けのように見えて、少し自慢のバラのアーチとなりました。繁ったバラのお陰かシジュウカラも安心して子育てができたようです。早々と巣立ちをしたので次の子育てを期待していましたが、餌のヒマワリを啄みゆっくりと水浴びもするようになりましたが、子育ての期待は無理そうです。

 

以前ネットで巣箱のかけ方を検索したときに、巣立った後は巣箱の掃除をということだったので、バラのアーチに設置してあった巣箱を下ろしました。箱の後ろが開くようになっているので手をかけてふと思ったのは、今日は休みでまだ夢の中にいる娘のことです。開けてしまったら残念がるだろうと、彼女にしてはまだ早い時間でしたが声をかけました。

 

娘の手で巣箱を開けてみると、開け口いっぱいまで敷き詰められた苔でした。苔の上にはうっすらと生え変わったらしいごく細い羽毛がのっていて、箱底一面のベッドはふわふわと軟らかで、5㎝ほどもありそうな高さがあり、「これなら巣立ちの時も飛び立てそうね」と思ったのでした。もう一度設置し直して来年に期待の巣箱です。それにしてもあの小さな嘴でせっせと運び込んでいた苔では、巣箱の中でこのようなベッドが作られ、小さな命が巣立っていったことに大きな感動を覚えたひと時でした。

 

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