河野義行さん

先週の土曜日の新聞のインタビュー記事に、松本サリン事件の折に容疑者とされた河野義行さんのインタビュー記事が掲載されていました。「許せるものですか?」というタイトルですが、久しぶりに目にした河野さんは当時新聞で目にした時と同様、穏やかな静かな笑顔でインタビューに答えているのが印象的でした。「人は間違えるもの」という心で「間違っている人を許してあげよう」という思いを中高生のお子さん達に伝えて、「悪いことはしていないのだから卑屈にならずに平然としていよう」との思いで生活してきたとの言葉に、貫かれた河野さんの透明な心と強い意志を感じたのでした。

 

「死刑には反対」と言いつつ、はっきりと自分の心を説明できないでいるさくらにとって「死刑を望む遺族がいることも知っていて、恨みたい気持ちも理解できる、それでも死刑は命を軽視した制度です。人は間違うからです」とこの立場でいえる河野さんに脱帽です。

 

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