やっと

ガラ紡糸と手持ちの木綿糸とで織っていた綿布が織り上がりました。午前中をお掃除時間にあてながら、午後はひと休みの時間、夕方は夕食の準備と今年の夏はいつになくのんびりした時間配分で過ごしていました。織の時間は夕食後の時間を当てていたので、珍しく織り上がるまで時間のかかった織となりました。昨日は起き抜けに織り上げた布の油分を抜き仕上げるために、浴室で熱めのお湯を使って洗い仕上げました。生渇きをアイロンで仕上げてみると、思った以上に縮んでびっくりです。織り上がりが52cm×540㎝だったのが、50㎝×500㎝になっていました。長い布を織るために巻棒に負担が掛かったのか織り上げる寸前に折ってしまい、ちょっとがっかりの仕上がりとなりました。

 

以前から気になっていた針山を作り直すことにしました。大きな針山は「いずめ子」人形といって、農作業中の親が赤ちゃんをくるんで籠に入れて置いたというかわいいお人形でした。80年ほど前の古いお人形で、人毛を使ってあったため髪の毛が剥げてしまい、持っていた叔母からさくらが籠だけをもらったのです。丁寧なつくりの籠はいまだにしっかりしていて、手織りの布を使って針山にしたのです。今回は西洋アカネで染めた糸で織った布を使ってかわいい針山に仕上げました。縫物が楽しく進められそうです。