朝刊から

いつも気になってはいるものの、きちんと自覚しているかと言われれば「はい」と言い切れない自分がいます。「広がる飢餓」と題した社説を読んで改めて考えさせられたこと。地球に暮らす9人に1人が飢えに苦しみ、5歳未満の子供1億5千万人近くが栄養不足による発育阻害に陥っているというのです。さらに日本の食品ロスは643万トン、世界中の食料はすべての人々が食べられるだけの生産量が生産されているにもかかわらず、この状況があるということは、いかに無駄に消費されているかの証なのです。飢餓がゼロになることはないのでしょうか、食べ過ぎている人々の猛省を促したい思いが沸き上がります、自身への反省も込めて。日本の食料自給率は僅かに40%、日々の食事を考えるにいい機会を与えられました。

 

次々に生まれる台風によって、今年は秋らしい気分を持てないまま10月もあと1週間余りです。昨日は買ってあったビオラカタバミの苗を植えこみましたが、今日の雨は植えたばかりの苗にとっては少し強すぎるように思えて、起き抜けに庭を覗いてみました「がんばって」という思いとともに。雨の中、番らしいシジュウカラは来年の抱卵用の巣作りに向けて、バラのアーチにかけた巣箱を覗きに来ています。雨の中で鳴き交わす声を聴いていると、小さい命の力強さに思いをいたします。