シジュウカラとウグイスと

ほとんど定住しているようなシジュウカラは最近では幾組かの番が猫ヒタに置いたヒマワリ種を啄みに来ていますが、しばらく前の日中のこと前の畑の渋柿の熟した頃でした。シジュウカラと一緒に小柄な鳥がチチ、チチとせわしなく啼きながら柿を啄んでいました。春先にウグイスの啼き声を聞いた事はほとんどなく、こんなにたくさんのウグイスを目にしたことはありませんでした。メジロは春先に梅の木に飛んできます。鶯は用心深く声はすれどもということがほとんどですが、あれは繁殖期の鳴き声のせいでもあるのでしょうか、声だけで楽しませてくれます。地味な鳥ですが春先の聞きなれた華やかな鳴き声とは違い、この時期の笹啼きは気持ちをほっとさせてくれる優しさがあって、いつまでも眺めていたい気分になります。