やっと

少し前から娘と「お兄ちゃんいつ来るつもりかしら」と言い交わしていたさくら。金曜日の夜になって「明日行っていいですか」「いつ来るのかと待っていました」で土曜日のお昼前に「遅くなりました」一緒に昼食をとってから買い物に連れて行ってもらい、以前から欲しかった大きなボールと、ミルクペイントを買ってきました。ボールは染材の枝葉や野草などを煮出すためで、長い間ストーブの上で湯気を上げていたものを使っていたのですが、とうとう穴が開いてしまい探していました。ステンレスの大きなボールはさくらが考えていた通りのもので「やったー」と言う感じです。ミルクペイントは乳由来成分使用の水性塗料で、裂き織りを飾る小さな白木の額に塗るのにピッタリの、マットな仕上がりになりそうで今から楽しみです。

 

日曜日の今朝はいつものように朝日歌壇を楽しみました。例によって知った名前を探していると、見慣れた十亀 弘史さんの名前を見つけました。

  残刑が一年を切った一月の夜明けの空の親しき光

だいぶ前の投稿で、食事に出たカレーを見てあと何度このカレーを食べたら出所の日を迎えられるかといった歌を詠んでいて、時々思い出していたのです。「1年足らずで出られるのね」今朝の食卓の話題でした。アメリカの獄舎から投稿していた郷 隼人さんは「どうしているかしらね」かなりの高齢で、九州の出身で、お母様が何年か前に亡くなられと、その歌を詠んで微かに知った情報で近況を思うこの頃です。