4月に

もう4月。気が付けば4月。暖かだった今年の冬、それでも寒さが去ったと思える日々を迎えて、猫ヒタの花々も明るく強くなった日差しに新芽を伸ばし、蕾を膨らませ、早くも次世代へ向けて散り、種を着け初めています。昨日はふと気が向いて花が終わったワビスケの枝をつめ、込み合った枝を梳いて早くも来年の開花に期待しているのです。クリスマスローズも花が終わって種を付け始めました。刈り取った花は玄関先に置いた捏ね鉢一杯に水を張って投げ入れました。濃緑の古葉の間からピカピカの黄緑の葉が力強く伸び始めています。

 

Sさんから頂いたサクラの枝もさすがに疲れ気味になったので、思い切って全部整理することに。このところ遠ざかっていた染物に気が向いて、枝から全部の花をむしり取って剪定鋏で小さく切り煮出しています。花が終わった枝でどのくらいの色が出るのか分かりませんが、昨日から何回か煮出してみると、赤味の強い茶色の煮汁になってさくらの心は期待に弾んでいます。何を染めるかまだ決めてはいませんが、今朝も早くから染汁作りに励んでいます。

 

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