９月末日をもって緊急事態宣言が解除されることになりました。日本中に新型コロナが蔓延したことによって、この１年半あまりの時間をそのことに費やしてきました。それでもさくらが感じるのはまだまだ収束までは程遠いという思いです。治療薬もまだできたばかりで、自宅療養という名目のもと不安を抱えて臥せっている方々を思うと、「全面解除」という言葉に不安を覚えてしまいます。せめて感染者が療養施設に入れ、医療従事者が以前のような勤務で職場に戻れるようになったらと思ってしまいます。取り上げればきりがないほどの影響を受けた企業、個人事業者、すべての国民が影響を受けた経済を元に戻すことは最重要課題とわかってはいても、この不安感を払拭できる程の根拠が見えないままの解除にはどうしても不安が拭えないのです。
きのうは仲良しのSさんと手作り展で知り合いになった木工作家のYさんの工房に行ってきました。他の友人たちと行くつもりでいましたが、Sさんの都合で急遽お尋ねすることになりご主人の車で送ってもらって出かけてきました。丁寧な仕事ぶりに改めて感心しつつ、「手作りのお店 コスモス」に置かせていただくことに快諾を得てよい時間を過ごせたことに感謝して辞してきました。「コスモス」にはもう一人新しい陶芸の作家が加わったのでこの秋は充実感が増すことになりそうです。「もう少し頑張らないと」の思いをもって帰宅した秋の午後でした。
