ローズマリー

20年近く前に鉢植えにしたローズマリー、毎年大きく成長して、1年に2度も植え替えをしていましたが、大鉢の植え替えは大変で、ずいぶん前に玄関前のフェンス脇に、鉢底を抜いて植え替えました。匍匐性だったのと、その種の性質と扱い方を知らないまま、木質化させてしまい、大鉢の中で大きく育ち、フェンスに絡んで階段側に枝を伸ばして育っていました。毎年青い小さな花を咲かせ、良い香りで楽しませてもらっていました。今年に入ってから、花がこれまでにないくらい長いこと咲いたのを、さくらは無邪気に喜んでいました、それが枯れる前兆とはわからずに。気がつくと伸びかかったままの新芽はそのまま枯れて、今年は花がいつまでも咲いた分、根元にはたくさんの芽が出て、新芽が伸びています。昨日の朝、とうとう娘の手を借りて根元から切って抜いてみると、もともと木質化させないように育てるべきだったからでしょうか、思ったほど根は張っていなくて簡単に抜け、大鉢だけが残りました。

 

枯れた親株から挿し木をして大きくしたローズマリーが門扉近くに植えてあり、花がそれほど咲かなかったのは、株が大きくなるためには、花まで養分がいかないのだと思いました。こちらも木質化させてしまっていますが、梅雨時に大きく刈り込んだ後に、新芽がたくさん伸びて、ピカピカの緑色から元気をもらっています。空いた大鉢に何を植えようか、フェンスから大きく伸びて下がった枝の手入れは大変で、次は匍匐性の植物はやめようかと考えています。階段脇に植わっている何本かから移植することも考えていますが、今はまだ暑すぎるので、もう少し秋が近づいたらと考えています。それまでは、あれこれ迷いながら移植した後を思い、楽しみたいと思っています。