思いたって

花粉症ではないものの、今年の花粉の量は例年の10倍との情報に、お出かけの機会が減っているこのところですが、陽射しが明るくなってきた日々に、猫ヒタの手入れに気持ちが向いています。今日も猫ヒタを眺めながら「やっぱり、やろう」と決めて長靴にマスク、サンバイザーをつけて猫ヒタに下りました。気になっていたハツユキカズラガザニアを鉢から抜いてみると思った通り、どちらも鉢一杯に根が張っています。少し前に土の再生剤を混ぜ込んでおいた土を使って株分けしたハツユキカズラを植込みました。ガザニアは2株あり、一株はもう何年も植え替えながら大きな浅い鉢の中で毎年沢山の花を楽しんできました。小さな鉢の一株は去年黄色の濃淡で楽しめるように薄黄色の花が可愛い一株を買い求めたものです。今年はその二株を地植えにすることにして、鉢から取り出して植え替えました。よく見ると株本から新芽が伸びていたので、伸びた古い茎は切り戻して新芽に期待することに。何年も切り戻したことなく来た株ですが、今年は元気な株で可愛い花が見られることとと期待しています。

 

お花見

日曜日の午後、狂言を楽しんで帰宅したところ、猫ヒタの小さな水場に大きなサクラの一束が、切り口だけを水に浸けて置かれていました。すぐに「Sさんだ」と思いながら家に入るのももどかしく、大ぶりな鉢の花台にしていた大きな壺に、水を張って玄関先に。名前もわからない小さな薄紅色のサクラは、家への出入りのたびに目を楽しませてくれ、思いがけずのお花見を毎日楽しんでいます。お礼の電話にSさんは「よかった、よかった」といつもながらのさくらの喜びを喜んでくれて、そんなSさんにいつもながらの感謝を伝えたのでした。

 

我が家の猫ヒタもいよいよ春の訪れに、ミニスイセン、ヒヤシンス、ツルニチニチソウクリスマスローズ、スミレ、ビオラなどは咲き、デルフィニューム、チューリップ、ミニバラ、オダマキなどなどは元気に芽を伸ばし始めました。春はこれから、花の溢れるネコヒタを思いながら日々眺めめているのです。

 

連日の

11日は娘の誕生日、前日に知った「市ヶ谷の杜 本と活字館」の見学に行ってきました。この施設ができる前に、どこかの情報を目にしていた記憶が思い出されました。市ヶ谷の駅から10分程の、大日本印刷関連のビル群の中を抜けた場所に建つ、時計台が目印の施設は興味深い資料に溢れて、2時間ほどの滞在時間があっという間で、まだ見残した施設もあり、魅力にあふれた場所として記憶に残ったのでした。帰りは2駅先の駅まで足を延ばしてお気に入りのケーキ屋さんで息子の分も入れて3個のケーキをお土産に、夜はささやかなお誕生祝でした。

 

12日は久しぶりの狂言の会。隣町で開催され続けて27回。今年86歳の誕生日を迎える東次郎師を迎えて大蔵流狂言の会はいつも楽しく今年は思いがけず今はやっていない「着付けの会 結」の仲間のSさんにお会いできて、久しぶりに近況報告もできました。春の一日、久しぶりのお出かけ続きの疲れも心地よく、今日の雨は一休みの春雨です。

 

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シクラメン

シクラメンの鉢植えが手頃な価格になると、小さな鉢を買い求めては夏越しをさせて、何年かは手元で咲かせて楽しんできました。昨年は夏越しが上手くいかず、それでも枯れてはいなかったので、古い小さな組み立て式の温室を手入れして、冬越しさせましたが、やはりうまくいかず、一鉢は枯れ、一鉢は小さな葉がかろうじてついたくらいでした。最後の一鉢は数えるほどの茎だけがかろうじて出ていて、茎の先の葉が一枚もついていなかったのです。温かくなったので外で育てようと出してみると、緑色の細長い虫がついていて、茎以外の葉が全て食べられていたのです。これからどうなるのか見当もつきませんが、取りあえず春の陽の光を当てて様子を見たいと思っています。

 

クリスマスローズは古い葉を刈って、花が良く見えるようになり、注意して見ると最初に植えた株の自家受粉で少しずつ花色、模様、蕾のぼつき方などが違って、興味が湧きます。冬を越したスイセンアネモネ、セージ、ミニバラなどなど明るい陽射しに芽を伸ばして、これからの猫ヒタが賑やかになることと期待させてくれます。

 

春をいただく

近くの川にかかる橋のたもとに植えられたサクラは、今年も早くから開花して、先日も通りかかった際に咲き始めていたのを見ていたので見に行きました。河原では新芽を伸ばし始めたからし菜を摘んで、水の湧き口の傍にクレソンを探しましたが一度無くなったそれは、元に戻ることはなく、クレソンに似た水草らしく、調べてみることにして採集を諦めて帰宅しました。からし菜は湯がいて辛し和えにして夕食の一品に、ほのかな苦みが春を感じる食感で、今年もこれから暫くは川沿いのウォーキングは素通りできないひと時になります。

 

暖かな日が続いたので、簡単な猫ヒタの手入れをしました。そろそろ落ち葉を取り除いても良い時期になったこともあって、落ち葉掃除と共に枯れ枝切りやそろそろ伸び始めた雑草も、新芽が出始めたバラも思い切って娘に刈り込んでもらいました。裸木のようになったツルバラですが、すぐに新芽が伸びて、ヒマワリの種を啄みに来るシジュウカラの姿が、隠れるようになるのも時間の問題と思われます。去年の秋に株分けして植え替えたクリスマスローズの花は、今年はずいぶん少なくて来年に期待しましょうと自分に言い聞かせて楽しんでいます。

 

仕上がって

先日久しぶりに会ったОさんが、織りかけの布を見て気に入り、「使う予定がなければ」と言ってテーブルセンターに使いたいとの事で予約して帰りました。その後3日程で仕上げました。機からおろし、仕上げると思っていたようではないこともあるので、「仕上がりを見てから持って行って」という事で電話をしたところ「はやお昼をして、今日の午後行きたい」とのこと、昨日の今日と言う感じで早速やってきました。気に入ってくれて大事そうに抱えて帰ったОさんにさくらも嬉しく「ありがとう」の思いで見送りました。

 

毎年この時期にお味噌の仕込みをしているので、今年も娘の休みの日に合わせて金曜日の午後に材料が届くように頼んでおきました。届いてすぐ、草木染にも使っている寸胴鍋に3kの大豆を水につけておきました。翌日一日をかけて柔らかな煮豆にして、日曜日の午前中に二人で豆をつぶし、麹と混ぜて大きめのプラスチックの樽に仕込みました。1年程で11k程の手前味噌になります。お味噌を作り始めて20年以上になりますが、たまに足りなくなって市販の物を使っても、やはり慣れた、粒が少し残っている手前味噌がよくて、最近は娘の手を借りて仕込んでいます。来年の今頃を楽しみに日の差し込まない寒い部屋の隅に置きました。

バラを

昨日はさくらの?回目の誕生日。お世話になっている内科のお医者さんに「天皇陛下と同じ誕生日でお休みでいいですね」と言われましたが「毎日が日曜日ですから」と答えて「ああそうですね」と笑い合ったのでした。昨年の誕生日の翌日にウクライナ侵攻があり、さくらにとって誕生日は忘れてはいけない日になってしまいました。侵攻の正当性をどのように言いつのっても理解しがたいプーチンの戦争なのです。

 

昨夜は帰宅した娘からバラのプレゼントがありました。花の好きなさくらにとって、毎年嬉しい誕生日のプレゼントです。今年は深い赤の大人を思わせるバラで、ひと晩リビングで楽しんだ後、玄関の飾りテーブルに置いて楽しむことにしました。娘から毎年貰う花は玄関の出入りのたびに楽しんだ後、いつもドライフラワーにして1年間目を楽しませてもらいます。今年も色も香りも楽しんだ後、ドライフラワーにと思っています。