トウカエデ

昨日の買い物途中の事、そろそろ紅葉も終わりに近づいてきていることを惜しみながら歩いていました。駅近くの小さな公園の3本のメタセコイアは、まるで大きな1本の木のように寄り添って立っています。このところの寒気に茶色になった葉を落として、この杉のような木が落葉樹であることを改めて気づかせてくれます。公園の下の歩道で拾った鮮やかな紅い葉の樹種がわからず、今朝になって調べてそれがトウカエデとわかりました。黄色、深紅、深い黒味の赤とそれぞれ少し形の違う葉に惹かれて持ち帰ったのです。朝になって見ると黄色の葉は縮れ、黒味の赤い葉はそのままの姿で、深紅の小ぶりの葉は切れ込みの入った左右が、飛ぶ鳥の羽のように反りかえり、また眼を楽しませてくれています。我が家のブルーベリーの紅葉も、いよいよ深まったことに思いがいった街路樹の紅葉でした。

猫ヒタの草花も季節に寄り添うように咲いたり蕾をつけたりしています。出先で見つけた原種のシクラメンは、1輪だけついていた蕾がやっと開いて、ごく薄い紅色の小さな小さな花が咲きました。薄黄色の四季咲きの蔓バラは、この季節の手入れで枝を切り詰めたので、花つきの枝も切り落としました。春夏の薄黄色からは想像できない鮮やかな黄色味の柿色の花になって、水を張った捏ね鉢で目を楽しませてくれています。冬咲きのクレマチススノードロップの芽も寒さの冬に元気をもたらしてくれる花々です。


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