もう一度

ガラ紡糸で織っていた5m弱の綿布が織り上がり、もう一枚という気持ちに誘われて300本の経糸を整経しました。3日後には伊豆へ行く予定が入っているので、その前に糸を掛けておこうと思い立ったのです。冬の庭は手入れをすることが少なくて、リビングから眺めていることが多く、ちょっとした変化に気づかないことがあります。ストーブの灯油を入れにいった物置の前で、ふと気付いたのはフクジュソウの蕾でした。黄色い花びらを覗かせて、乾いた土を押しのけ陽の光を待っているかのようです。スノードロップは早くも満開、クリスマスローズも開花間近です。

 

今日は朝からの曇り空で、野鳥の声も聞かれませんが、昼頃になってこのところ習慣のように訪れているシジュウカラが、今日もバラのアーチに取り付けた巣箱を覗きに来ました。暫く前から我が家の朝の食事時と昼時に番で巣箱を覗きに来るのです。5月の伊豆で毎年のように巣立つシジュウカラを目にして、150cmほどの高さの巣箱でも卵をかえすとの話を聞いたので、秋に巣箱を取り付けたのです。リビングから毎日眺めては初夏の猫ヒタを思い描いているこのところのさくらです。