思いがけずのサクラで

昨日、買い物途中で思いがけず頂いたサクラ。帰宅後蕾のついた細い枝の一部を、玄関先とリビングの片隅に置き、あとは小さく切って染材として煮出しています。鮮やかに透き通った煮汁に気を良くして10回ほども煮出し、大きなボールに半分ほどになりました。この煮汁に1週間ほど毎日火を通してから染めることになるので、もう少し染汁を増やすつもりで鍋に火を入れています。久しぶりの桜染に期待しています。

 

リビングの片隅に小瓶にさして置いたサクラの小枝は、今朝見ると早くも蕾の先が色づいています。まあるい小さな蕾の力に感心しきりです。桜染めに取り掛かれるまでの間は藍染の綿糸で織をと思いたって、昨夜のうちに糸を取り出してみました。経糸用の糸は段染めの糸で、緯糸には手持ちの藍染糸を使うつもりです。使いかけの糸が何種類かあり、整経してあるものもあって、それらは緯糸として使うために1本ずつつなげなければなりません。今日は染汁つくりと、糸つなぎの一日となりそうな気配です。