午後のお散歩

天気の良かった昨日、急に明るくなった陽ざしに誘われて、早めの昼食の後に、娘と少し離れた県営の公園まで出かけてきました。大抵の木々は葉を落としていますが、ところどころで、陽ざしを通した赤や赤茶の葉が美しく、まだ少し残っているイチョウの葉は、足元に黄色の絨毯を敷いて、青空を背景に揺れています。少しの買い物の時間を入れて、2時間弱のお散歩が終りました。

 

帰宅後、「ティージーが欲しい」という娘の言葉に、手持ちの手織布を使って、あれこれ思案の末、何とか出来上がったのは、以前ありひめの先生から頂いたウールの糸で織ってあった余り布です。赤と白のそれは、何時も「さくらさんなら」といって手渡された、一塊になって手に負えなくなった糸でした。「糸の気持ちになって」と祖母に言われて育ったさくらは、手に負えなくなった糸を持たされることが良くあり、その都度案外楽しんで糸を解いたことを思い出しながら、針を運んでいました。娘の「かわいい!」の声にちょっとホッとした手作業の時間でした。