日々織三昧

機屋さんの暮れの残糸セールで買った糸を使って、このところ機に向かう日々が続いています。手始めだった藍の濃淡の布は5m弱に仕上げ、だいぶ前にケヤキで染めた黄色の毛糸を経糸に、苔色、壁色、薄紅の混じったスラブの毛糸を緯糸にして3m弱の布を織り上げました。今日は朝から夕べ整経した、クサギで染めた薄水色のラムウールの糸を掛け、緯糸にはそのラムウール4本、ごく細い薄灰色のモヘア1本を5本取りにして、白のウールのリングヤーンとの1段おきの横縞を織っています。なかなか減らない残糸ですが、材質と色を考えながら今年も残糸整理に精を出したいと考えています。

 

預かり猫との生活は相変わらずです。息子のアメリカ出張は今日からという事で、まだ2週間は続く猫との生活です。こうしてパソコンを開いていると、さくらの腕をそっとトントンしてきます。リビングから出たいという訳でもなく、退屈な時間を何とかしてくれという雰囲気で2度3度さくらの腕に手にトントンしてきます。その眼は何かを訴えているようには見えるのですが、それが何かは分かりません。時々はトイレだったり、ただ廊下に出たかったりと、その要望に応えられることもありますが、たいていは分からずじまいで「なあに?」という声掛けで終わります。