2月になって

早くも1月が終わって今日は立春。過ぎた今年の1月は早々に起きた地震によって心痛む日々が続きました。飛行機の事故、政治への不信も。最後にアメリカ出張から帰国した息子はコロナに感染し、猫の預かりも延長されました。4時に起こされていたさくらですが、最近では彼もそれでは起きてくれないことを勉強して、5時少し前にさくらの布団をトントンするようになりました。どのように時間の観念が働くのかと思うほどで、枕もとの時計を覗いて見ると、いつも5時5分ほど前に枕もとに来てトントンします。6時に自動給餌器から出てくる餌を待って、リビング中を巡っていた行為も、最近は気にならない程になって、少し前になると給餌器前で静かに待っています。水を飲み終わるとさくらを見上げながら腕をトントン、「トイレへ行きたいの」と目で訴えてきます。大人しく、静かな時間が過ぎていきますが、生き物の世話は気を遣うこともあって、息子のお迎えが待たれるこのところの我が家です。

 

残糸整理の織物も相変わらずで、今はさくらにしては珍しい赤系統の糸9種類を経糸に、ごく細い紫のモヘヤを緯糸に使って織り始めました。種類の違う糸は開口がなかなか難しく、気がつくと飛段にあとから気付くことがあって、絡みやすいモヘヤの糸という事と相まって、もう少しで終わりという今になって少々の手こずりに気持ちが萎えてしまいそうです。解き始めた大判のストールも今日は緯糸抜きが終わりそうで、そのあとは経糸を色別にばらして作業は終わります。次は経糸探しですが今日は朝からどんよりした空が広がって、手作業日和の一日になりそうで、こちらの作業は捗りそうな気配です。