誕生日に

23日はさくらの誕生日。娘からラナンキュラスとカスミソウ、オリーブの可愛い花束のプレゼントがありました。暖かなリビングより長持ちし、出入りの際にいつでも目にするので、猫が帰って元に戻した丸テーブルが、玄関で所在なく置いていたので、早速そのテーブルへ。猫がいた為に飾れないでいた雛飾りも、今年は小さなお雛様だけを出して、あと1週間で2月も終わりというこの時期になって、納戸から出してきました。土鈴のもの、紀州びな、ハマグリの中に鎮座したごく荘のお雛様、さくらの手作りのシジミ雛など。紀州びな以外は、皆指先でつまめるほどのごく小さなお雛様たちです。窓の小さなスペース、リビングの古い扉付きの本棚の上など、それぞれの居場所で春を祝っています。日々の時間の中で目の端に入ってくるお雛様は、さくらに軟らかな心をもたらしてくれて、穏やかな日々を送れることに感謝できます。

 

24日はウクライナで戦争が始まって3年目が始まろうとしています。ウクライナだけでなく、地球上のあちこちで主義主張の違いから起こっている紛争に、心痛む日々ですが、心を痛めているだけの自分に問いかけるのは、「人間はなぜ許し合えないのか、譲り合えないのか」答えの出ない問いかけが堂々巡りの日々です。ささやかな日々の繰り返しに感謝出来たらというのは、あまりに幼い考えなのでしょうか。

猫ヒタの

昨年の秋に手入れをしたクリスマスローズが、葉を落としたブルーベリーの根元で大きな葉を茂らせています。葉をかき分けて根元を覗いて見ると、株本では蕾が開きかけて陽の光を待っているようです。この時期に葉を刈ったことはありませんでしたが、暖かな陽ざしに思いきってほとんどの葉を刈ってみると、すでに開花している株もあって、もう少し早く日に当ててあげればと思ったのでした。

 

昨日の暖かさにつられて、仲良しのSさんと市内の県立公園まで出かけました。暖かな陽ざしを浴びて、家族ずれ、仲間同士ゆったりした時間を楽しんでいます。昼近くに「お昼は?ご主人は?」「今日はいない」「うちで食べる?」「うん食べる」いつもの会話を交わして我が家へ急ぎました。途中、娘の好物のケーキを買って自宅の階段を上がっていると、後ろに娘の姿があり、3人一緒の帰宅となりました。昼食は有り切りの食材で焼うどんに。食べ物談義では家庭によってことなる食卓の様子に、長い付き合いでも知らない他人の食卓に、互いが改めて知ることがあると思ったのでした。

染めてあった糸で

草木染が面白くて、白い糸を随分買い求めてあったので、これと思う植物を見つけると、買い置きの糸を取り出しては染めていました。手元の糸の整理を思いたってからは、買い置きの白糸もだいぶ少なくなり、このところは残糸の整理に精を出しています。薄紅系に染めたラムウールの糸は大分残っていて、何種類かの薄い色に染まったごくごく細い糸を4本、6本取りなどにして織り始めました。縮絨してふっくらとなることを期待して織始めました。何種類かの優しい薄紅色のそれぞれの糸の寄せ集めで、どのような風合いになって首元を温めてくれるのか、半分ほど織ったところでそっと手触りを確かめたりしています。外は今日も明るい陽射しで、植え替えたミニバラの鉢にもその陽射しが届いて、芽吹きを助けてくれています。

暖かな日々

このところの暖かな日々、「からだ動き回復センター」へも川沿いの道を辿って、遠回りに。明るい陽射しに気持ちの良い駅までの歩きでした。駅の北口方面の開発も少し見ないうちに、手が入れられて新しい建物が建てられるらしい気配があり、瞬く間に以前の風景が忘れられていく事と思うと、こうして日々変わっていく景色を記憶に留めておくことの難しさも思わされるのでした。

 

午後のお茶の時間、今日も暖かさに野鳥の訪れが盛んで、シジュウカラヒヨドリキジバトシロハラ(と思われる)などが飛来して、目を楽しませてくれます。ヒヨドリはよく水浴びをして、今日のような明るい陽射しの日でなくても、水浴びに来ます。「こんな日に」と思いながら曇った寒い午後に、何度も何度も水浴びをしている姿を見ることがあります。今年は暖かな冬で、シジュウカラの飛来も頻繁です。気の早いさくらは今年の抱卵を楽しみにしています。

2月になって

早くも1月が終わって今日は立春。過ぎた今年の1月は早々に起きた地震によって心痛む日々が続きました。飛行機の事故、政治への不信も。最後にアメリカ出張から帰国した息子はコロナに感染し、猫の預かりも延長されました。4時に起こされていたさくらですが、最近では彼もそれでは起きてくれないことを勉強して、5時少し前にさくらの布団をトントンするようになりました。どのように時間の観念が働くのかと思うほどで、枕もとの時計を覗いて見ると、いつも5時5分ほど前に枕もとに来てトントンします。6時に自動給餌器から出てくる餌を待って、リビング中を巡っていた行為も、最近は気にならない程になって、少し前になると給餌器前で静かに待っています。水を飲み終わるとさくらを見上げながら腕をトントン、「トイレへ行きたいの」と目で訴えてきます。大人しく、静かな時間が過ぎていきますが、生き物の世話は気を遣うこともあって、息子のお迎えが待たれるこのところの我が家です。

 

残糸整理の織物も相変わらずで、今はさくらにしては珍しい赤系統の糸9種類を経糸に、ごく細い紫のモヘヤを緯糸に使って織り始めました。種類の違う糸は開口がなかなか難しく、気がつくと飛段にあとから気付くことがあって、絡みやすいモヘヤの糸という事と相まって、もう少しで終わりという今になって少々の手こずりに気持ちが萎えてしまいそうです。解き始めた大判のストールも今日は緯糸抜きが終わりそうで、そのあとは経糸を色別にばらして作業は終わります。次は経糸探しですが今日は朝からどんよりした空が広がって、手作業日和の一日になりそうで、こちらの作業は捗りそうな気配です。

相変わらずの

相変わらずの残糸整理の織三昧の日々です。黄系、茶系、白色などなど7種類ほどの糸を使ってストールを織り上げ、今度は赤系統の9種類ほどの残糸を経糸として機に掛けているところです。細かい筬目なので、糸通しは日中にと朝の仕事が終わって機の前に座っています。今日中には織り始められるはずです。緯糸に何を使おうか思案しながらの糸掛けです。夜半の仕事と決めて、残糸と一緒に衣装ケースに入れてあるのは20年以上愛用してきた、草木染、手紡ぎ、手織の大判のストールです。知り合いの方のお姉さんが作られた物で、一目で気に入ってさくらにとっては贅沢なものだったストールですが、思い切って手に入れたものです。軽く、温かく、これ1枚でコート要らずで、ずいぶん重宝したものです。長年の使用で糸も痩せて、薄くなってきたストールですが、再生してもう一度という思いがつのり、思い切ってこれを解いて織り直そうと思いたち、夜の時間を使って解いています。2晩ほどの時間を使って半分くらいまで解いて、もう少しと思えるほどになりました。大好きなストールだったので、さくらは心急く思いで解いています。さくらの機では同じような幅では織れませんが、50㎝幅位には織れるでしょう。それでも大判のストールに織り上げられると思うので、面倒な作業も苦にはならない作業です。

今日も

冷たい風の一日になりそうな朝です。今日は外出予定のない一日なので、朝湯のあとはまたまた残糸整理のマフラーを織り進めるつもりです。経糸に緑青色の細いモール糸を掛け、緯糸には前の織で使ったスラブ糸を使って織り始めました。開口が良いので早くももうすぐ終わりそうで、次を考えながらの織は案外楽しく、残糸の入った衣装ケースを時々眺めながら織り進めています。

 

猫ヒタの鉢植えのミニバラと、地植えのバラの植え替えを考えていますが、天気は良いものの、流石に冬日の今朝は庭に下りる勇気はありません。2月の中頃には植え替えを終えたいと思っていますが、冷たい北風の中の作業はバラにもかわいそうという気持ちも湧いて、昨夜の「お天気良さそうだから植え替えしよう」という気持ちは萎えて、今日は機の前での一日になりそうです。