土曜日の夜に

先週の土曜日の夜のこと、娘から帰宅の電話が入って玄関を出ると、西の空にまっ黒な雲が広がっていて、その雲の中を稲妻が走っています。雲の下の天気を思いながら急いでいつもの道を急ぎました。次々と走る稲妻に気を取られながら、娘との帰宅途中、歩道と車道を分けている高さ20cmほどの杭に躓いて、あっという間に転んでしまいました。両足は打ち身に、手のひらには擦り傷を負っての帰宅となりました。「気をつけてっていう間に転んだね」と娘に言われ、人生初めての経験にちょっと気持ちが沈んだ夜でしたが、「でもすごい稲妻だったね」懲りずにそう思った稲妻だったのです。

今日は朝からの曇り空を、ツバメが飛び交っています。いつも、どこに巣があるのかと目を凝らしてみるのですが、それを見つけることができません。我が家のリビングの向こうを飛ぶツバメたちも、どこから飛んでくるのか右に左に飛び交って目を楽しませてくれます。暑さと転んだ影響を口実のようにこのところ機に向かう時間が増えています。2年ほど前に知人が置いていった藍染の木綿の糸をやっと機に掛けて、木綿のマフラーにという彼女の望みを叶えるべく、手を藍に染めながらただ今機織り中です。