16℃

昨日はリビングの温度が19℃になっているのを見て「20℃を切ったのね」と思いつつ少し冷たい風を感じながらのウォーキンぐが気持ちよく、急に深まってきた秋を楽しんだ一日でした。今朝のリビングの温度は16℃、さらに下がった気温に水の冷たさも感じる朝で、秋らしい高い空に清々しさを感じています。機に掛けた絹の経糸に織り直しの古いモスリンの裂き糸を織っていますが、このところの気温の変化に心急いています。虫食いだらけの古いモスリンは、ごく薄手の布地でもあるので裂き糸にしても長さがまちまち、透ける程の薄い生地は切れやすく手間のかかることこの上ないのですが、仕上がりが楽しみでもあります。モスリンは長じゅばんや子供の着物に仕立てたものが多く、日常着として温かく寒い冬には重宝したのです。裂き糸として使っているモスリンは今まで見たこともないほどの薄さで、紅花で染めたぼかし染めの上に藍で太目の縞が入っている手のかかった生地です。裕福な家の女の子のための着物地だったのではないかと思いを膨らませているさくらです。