骨董市で

急に寒さが増した朝、娘を送りだして食器洗い、洗濯、アイロンかけの後新聞に目を通した後、今日が骨董市だったことを思い出して、寒さしのぎの為に遠回りをしてから戻る形で愛宕神社の境内の骨董市を覗いてみました。新型コロナの影響でなかなか開けなかった期間を経て、ようやく開けるようになってしばらく経つ今も狭い境内にもかかわらず、会場が埋まるほどには出店されないので寂しい骨董市です。それでもつい足が向くのはようやく根付いた骨董市がこれからも続いて欲しいという思いからです。

 

何軒目かのテントを覗いて見ると前から欲しかった古い竹筬が目に留まりました。さくらがそれを使うことはできませんが、使われてからの年月を思わせる茶色く艶の出た筬は光を通すと神々しいほどに美しく、思わず手に取らずにいられずに「家の棚に飾ろう」と早速手に入れたのでした。お向かいのお店ではスウェーデンの女性作家の手になる小さな焼き物の壁飾りを買い求めました。先日お店を閉めた「コスモス」のSさんから頂いた棚を、遊び部屋の机に置いたので、そこに丁度良い大きさと色味が気に入ったのです。寒さに向かって家仕事が捗ることと眺めています。