落ち着いたら

引っ越し準備中のYさんから電話がきて、久しぶりの会話を楽しみました。品の言い彼女の声が好きで、いつも会話を楽しみつつ、彼女の声も密かに楽しんでいるのです。御主人の仕事の都合もあり、最終的な引っ越しは5月頃になるとの事で、今は断捨離を兼ねて片付けと、少しず荷物を運び込んでいるようで、引っ越しが終わって落ち着いたら連絡をという事になりました。小田急沿線に住む娘さんの勧めもあって、その近くに住まうことに決めたとの事。さくらが伊豆への行き来に小田急線を利用すれば、そのついでにという事も出来るので、以前より会いやすくなると期待しています。

 

今は午前9時、起き抜けに雨戸をあけた時は、猫ヒタのクリスマスローズは寒さに花茎をうなだれていました。それから3時間、クリスマスローズも元気に立ち上がって、陽射しが当たり始めた猫ヒタでは、斜めに差し込む陽射しを求めるように、ビオラサクラソウが元気に咲いています。暖かな日を待って手入れをと思いながら、春の花を植えたい思いが募っています。落ち葉が地面の保温の手助けにもなるので、今年もまだ落ち葉が猫ヒタの大部分を覆っています。ブルーベリーの真っ赤に紅葉した葉は、落ちた後も目を楽しませてくれて、未だに赤いままで猫ヒタを彩っています。4月に入ったらと思いながら、まだ寒そうな猫ヒタを眺めています。

安堵のメール

息子の中学時代の役員仲間で、さくらが尊敬し、時々会ってはお喋りの時間を楽しんできたYさん。お互い日々を楽しむ時間が忙しく、時々会う程度の付き合いですが、会うと時間を忘れるほどの楽しい時間を共有できる仲です。御主人の仕事の都合で、関東圏をあちこち移住して、今は千葉県に住んでいます。先日の千葉県沖の地震が気になってメールしたところ、さくらのパソコンからは連絡が取れず、娘のケータイから確認のメールを入れてもらいました。今朝になって返信が来ていたことに気付いて、無事だったことにほっとしています。

 

終の棲家と思っていた千葉県での生活を、娘さんが住む神奈川県に替えるように決めたようで、引っ越し準備の最中との事。さくらは引っ越しが苦ではなく、近場で屋移りを繰り返してきましたが、いつも自分と友人知人の手を借りて引っ越してきました。千葉県から神奈川県となると荷物の整理も大変そうで、断捨離も兼ねて整理に精を出しているようです。落ち着いたらと返信しようと、安堵と共に再会を待つつもりです。

昨夜の雨が雪にかわって猫ヒタにも薄く雪が積もりました。朝になっても微かにと言うほどの霙が降って、静かな朝です。手元にあったおりひめ織機の行先を探していたところに、おりひめ仲間のIさんから、やはり同じおりひめ仲間のSさんへの橋渡しがあって、娘の手を借りてSさん宅へ宅配してもらいました。昨日はそのSさんから届いた旨の電話があり、おりひめ工房閉鎖以来の久しぶりのお喋りをしました。自宅でご近所の方たちに織の指導をしているSさん。かねてからなかなかできないことをしていると、自分の遊びとして織をしているさくらとしては、感心しきりです。教えることの大変さが分かるからこその一人遊びですが、彼女はおりひめ工房に通いつつ自宅で教えていたのです。低料金で、時間も道具も技術も惜しみなく提供していることに脱帽です。

 

今朝の朝刊の投稿欄に目を通していたところ、86歳の女性の投稿に目が留まりました。15年かけて、源氏物語書き写しが終わったというものでした。さくらが地元の「古典文学を読む会」で源氏物語の音読と解説を受講し始めたのは30年ほどまえでした。途中で頼まれて学校介助員の仕事を始めたので、お仲間が録音したテープを届けてくれるようになり、20年ほどかかった講座を終えることができましたが、自宅ではなかなか身が入らず、きちんと終えられたという思いを持てないでいました。今朝の投稿を読んで、書き写しは無理でも、一人で音読してみようかと思いたちました。

Sさんと

昨日は朝から電話をして、暫く会っていなかった仲良しのSさんの家へ。娘に言わせると「Sさんとお母さんの暫くは2週間ね」ということになる。以前ご近所だったときは徒歩1分、お隣さんと言うほどだったので、毎日のように顔を見ていたからですが、電話で話をすることも多く、歩いても20分ほどの距離なので、健康のためにも歩いていくように心がけています。昨日は久しぶりに古くからの知り合いのNさんも加わって、3人でのお喋りタイムでした。

 

Sさん宅の庭は去年、彼女自身の手と家族の協力でお気に入りの庭にリニューアルされました「ビオラが盛り上がって咲いているの。見に来て」という事で朝食もそこそこに出かけたのでした。まだ冷たい風が今朝は心地よく感じられて、陽のよく当たるお庭では彼女に言った通り、ビオラクリスマスローズも盛り上がるようにたくさんの花をつけており、種から芽を出したレースフラワーが元気に葉を伸ばして、花の咲く時期が今から待たれるほどです。我が家の猫ヒタにももう少し花を、と思うほどかわいく咲く花々を眺めたのでした。

?の種

買物から帰って、我が家のへの階段を上がっていた時に、何かの種を目にした娘が「何の種かな」と言って、みたことのない形の種を拾いました。薄い灰色の硬い殻に包まれた種です。一通りの片付けが終わって、見たことのない種がどのようなものなのか、気になって割ってみることにしました。手持ちの細いヤスリを使ってみましたが、思ったより硬くて、しっかりと種を守って割れません。剪定鋏を使って割ってみると、中から出てきたのは、紡錘形の赤茶色の3×5ミリほどの大きさの種が3個入っていました。これが何の種か分かりませんが、庭の隅に埋めてみました。周囲に石を置いて忘れないように、芽が出るのを待ちたいと思っています。猫ヒタのクリスマスローズは古い葉を刈ったことで、花茎が伸びて元気に咲き、明るくなった陽ざしを喜んでいるようです。まだまだ寒い日が続く事と思いますが、穏やかな陽ざしが嬉しい今日のような日が早く訪れますように。

おりひめ仲間から

昨日の夕方の事、2階の寝室で片づけをしていたところに、おりひめ仲間のḾさんから電話が入りました。コロナ禍以来、合うことがなくなって久しく、織りの指導をしている彼女の去就が気になっていたので、どうしているか時々思う日々でした。お互いの元気なことを確認しあった後で、「お教室はどうしたの?」「去年の11月にやめたの」「良かった」暫くの近況報告のあと、「暖かくなったら」と約束をして電話を切りました。久しぶりに声が聞け、元気そうだったことも確認出来て、嬉しいひと時に感謝でした。

 

きょうは「からだ動き回復センター」の日、昨日までの風が少しおさまって、近くの内科医に通院のあと、出かけてきました。久しぶりに立ち寄った近所のお花屋さんで、球根つりがねそ草のポット苗を見かけて、思わず手に取って買い求めました。帰宅して検索してみると、ほぼ植えっぱなしでも分球して良く育つとの事で、さくらの頭の中には猫ヒタいっぱいの青紫の小さな釣り鐘型の花が溢れています。今から開花の時期が楽しみです。

機を

おりひめ工房が解散し、さくらの自宅はおりひめ仲間が多い地域ではなかったこともあり、高齢だった師が亡きあとは、一人でときめて工房に通っていたので、この6、7年は自宅で一人機織りを楽しんできました。次は自分が亡きあとをと考える年齢になり、手持ちの糸の整理を考えながら、日々相変わらずの機織り作業を楽しんでいます。古いおりひめ仲間から手元に届いた機があり、何年か前に古い知り合いに織りの手ほどきをした際に、その機を譲ったのですが、彼女も家庭の事情で続けられなくなって、機が手元に戻ってきました。その機をどなたかの手元にと考えていましたが、おりひめ仲間のIさんからの連絡で、織りの指導を続けているおりひめ仲間に届けられるかもと言う情報が届いて、連絡を待っています。どなたかの所で有意義な時間のお手伝いになるならという思いで、良き方の手元に届くことを願っています。