4月

原毛を緯に

昨年の7月頃から織っていた布を、昨日で機からおろしました。暫くはアートフェスとその準備で、おりひめもお休みするからです。原毛を細く割いて緯にして織っていたのですが、時間のかかる事この上なく、遅々として進まない作業でした。これからひと月半の間…

アートフェス

昨日はやっとという感じで紬糸とタッサーシルクで織った布で、オーバーブラウスを縫い上げました。やはり綿布で縫ってみたいと言う気持ちが強くなって、今朝は何枚かの綿布を持ちだしてきました。サクラで染めた、バリ島のおりひめ仲間からの糸で織った布、…

ツバメ

今日も娘の出勤と一緒に、ウォーキングに行ってきました。駅までの途中に、一昨日の雷雨の名残の水たまりがあり、青空を映しています。私たちの足音に驚いたのか、水溜まりで水を飲んでいたらしい番いのツバメが、慌てて飛び去りました。「もうそんな季節ね…

芭蕉布物語

ネットで偶然目にした『芭蕉布物語』の復刻版を、書店に注文しておいたところ、昨夜入荷の連絡が入ったので、早速取りに行ってきました。昭和17年8月、柳宗悦が日光中禅寺湖畔で執筆したと記されています。松井健の「芭蕉布物語 解題」が付されていて、現代…

悲しい結末

昨日の事、前の日からきていた息子が「あれ? どこから来たんだろう」見ると雛を6羽連れたカモが、リヴィング前のお隣の小さな畑を行ったり来たり。我が家は少し高台で、前の家の2階のベランダが庭の高さと一緒なので、どこから来たのか家の近くの川に帰りた…

春の庭

花の無い時期にところ構わず植えた花々が、重なるように、盛り上がるように葉を、花を繁らせ始めています。今年は何時になく早い開花で、ツツジは終わり、クリスマスローズは盛りを過ぎ、モッコウ薔薇は早くも開花し始めました。熊本地震のニュースを横目に…

大きな地震

熊本地方を中心に発生した大きな地震に、心痛む思いでニュースにくぎ付け状態です。娘の仲良しが甑島で働いています、震源地から離れているとはいえ、ひとり暮らしの彼女を思うと夜更かしでテレビの情報に見入っています。次々と起きる天変地異は、ここまで…

原毛マット

作品展が終わった後からおりひめで大きな機を使ってマットを織っていました。経糸が粗い作りで、ところどころ織っている途中で切れて、毛糸を繋いで凌いで織り上げました。緯は羊の原毛です、糸にするわけではなく少しずつ原毛を分けながら、経糸に入れ込ん…

手提げ作り1週間

4月に入り、いよいよ作品作りに精を出さなければと、このところの1週間は手提げ作りに没頭しました。全てが我流のさくらの作品作りは、いつも行き当たりばったりの、行きつ戻りつの試行錯誤の繰り返しで、やっとできたのはひとつのポシェットと3個の手提げで…

買い物ついでに

近くの川のほとりを遠回りしながらのんびりと、花のトンネルをくぐりぬけながら買い物に行ってきました。サクラの季節はついついサクラに見とれて、空を仰ぎながらの行き来になりますが、足元ではスズランスイセン、タンポポ、ムラサキハナナ、カタクリ、オ…

発送

昨日は、これを最後と決めてリサイクルシルクを織って、仕上げたブックカバーを最後に、作品の整理と苦手な値段付けを終わらせました。時間を見るとまだ2時半、段ボール5個に整理して集荷の依頼も終わり、いよいよという気持ちになりました。ここまで来ると…

今年の猫ヒタ

伊豆に行く前に、剪定を終えなけらばいけない木々を眺めながら、今日こそはと気持を切り変えています。明日のゴミの日にと言う事もあり、今剪定をしないと来年の花芽がつかない椿の仲間、草取りは種がつく前に、今日しかないタイミングを逃さないように、ア…

もう少し

アートフェスに向けて、作品の整理をしました。ひと月の会期を考えると、これで良しとできないで、いつも不安の中での準備です。手持ちの古布を貼った和紙のハガキを、昨年はお休みしたら、「今年はハガキはないのですか」と何人かの方に聞かれました。今年…

あと1週間

焦り気味の日々を過ごしながら、まだ衣類の制作に時間を費やしている今日、古い友人のTさんから電話。新潟に古い家を持っている彼女は、ご主人がリタイアされてからは、新潟暮らしに軸足が移って、なかなか時間を共有できないでいます。新潟からのお土産に、…

雪の朝

雨降りの朝、朝食を摂る頃には雨が雪に変わって、思いがけない桜に雪の景色を眺めています。アートフェス用の作品作り、手提げが10個程になって、そろそろ衣類もと思いかけたところで、前から手に入れてあった籠に、可愛い裂き織りの布を使ってみようと考え…

買い物ついでのお花見

老ウサギのスーの餌が心もとないので、陽気の良さに誘われて、散歩がてらの買い物に出かけました。サクラは勿論、レンギョウ、タンポポ、ヒメオドリコソウ、ハナニラ、ユキヤナギ、ボケ、ヴィオラ、ありとあらゆる春の花が咲いたかのように、行く先々で花を…

あっという間の

暖かなと言うより、暑いくらいの日が2、3日続いたと思ったら、あっという間に桜が満開となり、我が家の躑躅は例年になく早く咲いたせいもあって、そろそろ花後の整理をと眺めています。昨日は仕事休みの娘との買い物帰り、例によって何時もの花屋さんを覗い…

蕗の塔

友人に頂いた蕗の塔、伊豆へのお土産にするつもりで、今日は佃煮か、蕗味噌にしようと思っています。留守にする間の買い物、縫物と織り物とで忙しくしていたので、怠けていた部屋の整理と掃除。伊豆への連絡電話と、何となく心落ち着かない時間が過ぎていき…

春の恵み

隣町に住む古くからの友人は、新潟に古い家を持っていて、退職後はご主人ともどもそちらでの時間を楽しんでいるようで、なかなか会えないでいますが、この時期は新潟で採れた蕗を届けに来てくれるのが恒例になっています。昨日も夕方になって、採れたての蕗…

準備中

ただ今アートフェス用の作品を伊豆に向けて発送するための、諸々の準備に奔走中です。昨日はもう少しという思いに駆られて、ぽち袋用の千代紙を買いに。そのついでに気になっていた方へのお線香も、今日はもう少しお土産用の品物と、伊豆の庭に相性がよさそ…

千代紙

毎年のアートフェスでは、織った物だけではなく、小さな手作り品を何種類か出品しています。古布を貼った和紙の葉書、蜆の根付、杯の針刺しなどです。今年は千代紙のぽち袋を作ってみようかと、手持ちの千代紙を出してみると、あんなにあった千代紙、今も沢…

尽きることなく

あと10日程に迫ったアートフェス、伊豆の兄が、いつも投稿しているサイトを覗いて見ると、あちらも展示作品の制作に励んでいる様子が伺え、自分の姿を重ねています。いよいよ作品整理をと思いながら、5月だから木綿のものでもと、ついつい機に糸を掛けて、経…

久し振りの

20年来の友人のOさんは、さくらが作品展、アートフェスへの参加と、昨年末から忙しげにしているのを気遣い、電話も遠慮しているのではと思って、久し振りに電話してみました。5月になるとさくらは伊豆滞在が長いので、気になっていたのです。「午後から行っ…

カラスノエンドウ2

沢山あったカラスノエンドウ、2回目の染汁は一度煮出した汁を、一晩置いた後煮詰めてから絹糸を染めて見ました。染材が多かったのと、煮詰めて濃くなったからか、毛糸を染めた時より濃い抹茶色に染まり、満足のいった色に染まりました。今朝は久しぶりにヒヨ…

カラスノエンドウ

先日Sさんの家に行った帰りがけ、その隣の駐車場との境に沢山のカラスノエンドウを見つけて、「持って帰る!」と言いつつ、彼女にも手伝ってもらって、沢山のカラスノエンドウを持って帰りました。それを煮出して250g程の毛糸を染めて見ました。銅と鉄の媒煎…

さみしい春

この春、大きな木も無いわ我が家の猫ヒタですが、野鳥の訪問がないので、どうしたのかとふと考えたのです。花の季節を迎えて、小さな畑の向こうに山桜の花を愛でて、「あそこに山桜が2本あったのね」など話しながら、気がつけば、大きな桐の木も、欅の大木も…

ストール2枚

おりひめ仲間に教えて貰った、織り目に空きを作って織ったストール、臭木染めと桜染めのストールができました。ごく細い毛糸3本取りにしたので、ふわりと手触りの良いストールになって、ちょっと変わった感じの可愛いストールに仕上がりました。所用があって…

清明

これからの2週間程を「清明」というのだそうです。「すべてが清らかで汚れなく、明るく生き生きとしている事を表す」と説明されています。この時期の初めの4、5日は七十二候では「玄鳥至」つばめきたるとありました。そして4月は「卯月」卯の花が咲く季節で…

侘助

猫ヒタの一画に植えてある樹高1m程の侘助。4年ほど前に娘と行った調宮神社の祭礼で、境内に植木屋さんが出ていました。鴇色の小さな筒型の花が気に入って、我慢できずに買って帰りました。昨年は枝いっぱいに可愛い花が咲き誇り、目を楽しませてくれたのに、…

頂いた糸

久し振りに会ったkさんから頂いた手紡ぎの糸、彼女のブログを見ていつか、といったような事を書いてしまったために、沢山の手紡ぎ糸を届けてくれたのです。感謝と共に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。生成りの糸だったので、そのうち染めてみたいと…