染めもの

さすがの寒さ

空気の冷たさにこのところウォーキングが億劫なさくらですが、昨日は午後の陽ざしに誘われていつものルートとは反対方向に行ってみました。同じ川沿いですが、舗装されていない土手の道はケヤキの落ち葉が降り積んでいて、心地よい音を楽しみながら少しの間…

裂織り

サクラで染めた紬糸を2本取りし、経糸にして機に掛けました。サクラとチャの実で染めた2種類の絹のスラブ糸と、サクラで染めた長襦袢を裂き糸にして織る事にしました。裂き糸だけでは単調になりそうなので、スラブ糸と1段おきにして織りはじめました。少し長…

お洗濯

久し振りに少し青空がのぞいた朝です。昨日までの雨で今日は蒸し暑い日になりそうですが、それでも溜まっていた洗濯物を洗いましょうと、起きぬけから洗濯機を3回、もう1度と思ったものの、ベランダいっぱいになった洗濯物に諦めて、手洗いを1度でお洗濯…

収穫

ブルーベリーの2度目の収穫をしました。10日ほど前に今年初めての収穫をした時は300gほど採れたのですが、ヒヨドリに加えて今年はスズメも加わって、毎日早朝から啄みに来る鳥達を時々追いやりながら、半ば諦めつつ10日ほどが過ぎたので、「そろそろいいか…

もう一枚

草木染めしてあった絹の夏糸を使い切ってしまおうと、同じ織りで5枚のストールを織り上げました。最後の1枚のための整径を終えて、糸は機に掛けられる時を待っています。少しずつ残ってしまう糸を使って、経糸は何色かの糸を掛け、緯は1色で織り上げました。…

勘違い

草木染めのシルクの糸を使って2枚のストールを織り上げました。おりひめ仲間に見てもらい、Kさんはその織が気に入ってくれて、自分も手持ちの糸で織ってみると言ってくれました。その後何日かして、参考にしている織譜を何気なく眺めていて、しまったと気づ…

団栗と小豆

団栗で染めた白つるばみ色(赤味の明るい灰黄)の絹糸を経糸として少し細かい筬目で機に掛けました。緯には林檎で染めた白練の糸を考えていましたが、合わせてみると気に入らなくて、小豆でごくごく薄い梅鼠(灰赤)に染まった糸を合わせてストールを織り上…

作品展を終えて

何時ものように始まった作品展がいつものように終わりました。今年もおおぜいの皆さまの来場があり、感謝と嬉しさの詰まった作品展となりました。今年で10回目となった会場では、「今年もお会いできましたね」「さくらさんに会いに来ました」などの言葉に嬉…

糸片づけ

織る事だけが好きで次々と織っていると、一段落した時にケースの中の糸や机の上などを「片づけたい」気持がむくむくと湧き上がってきます。少し前から気持が動き出していたので、昨日は今年何度目かの糸片づけをしました。この秋は、サクラで染めた糸のあれ…

織り三昧の日々

12月の「二人展」が無くなって、すっかり気持ちが楽になったさくらは、このところ時間があれば機に向かう毎日です。サクラで染めた糸がいろいろあり、木綿、ウールなどの糸で6枚程の布を織りました。今は機屋さんで手に入れたウールの残糸を経糸にして織り始…

朝日歌壇からⅡ

7月11日の朝日歌壇に掲載されていた短歌はいつものように姉妹で投稿されている富山市の姉妹で、この日も日常のひとこまを切り取って、二人のそれぞれの時間の情景を想像させてくれます。 じゅうたんに寝転びここは草原と話す妹今日十五歳(富山市) 松田 梨…

東京スピニングパーティー

日曜日、仲良しのSさんを誘って、東京スピニングパーティーに行ってきました。手仕事の素材、道具、製品などが一堂に会した催しで、何年か前に知り行ってみたいと思いながら、今回初めて行ってきました。糸、染材などなど思いがけず買い込んでしまい、一日を…

4日ほど前の午前中の事です。回覧板と葉書を出しに家を出ました、ゴミ集積場所に隣り合った小さな公園で、大きくなったケヤキ、ハナミズキ、シダレ桜の枝を落としていました。葉書を出しての帰り道、「ケヤキの枝を頂けますか?」と聞いたところ「ああ、いい…

ストールを

5月と言う季節とさくら一人でのスペース使用を思う時、おりひめの作品展で出品しなかった作品とその出品数を考えてしまいます。染めてあった絹とレーヨンのループヤーンと、ごく細い麻糸でストールを織っています。ループヤーンの肌触りが以外にサラッとして…

たくさんの桜染め

先週の1週間は大島桜の小枝を何度も煮出して絹布、木綿糸、毛糸とたくさんの糸をを染めました。叔母のの長襦袢だった絹布は芝翫茶(やわらかい赤味の茶)に、木綿糸は肌色と赤香(赤味がかった香色)に、ウールの毛糸は洗朱(黄色みを帯びた、丹色に近い薄い…

大島ザクラ

伊豆から届いた大島ザクラはさくらが小枝をと頼んだこともあって、樹皮もピカピカの少女のような細い幹に5ミリほどの、小さな小さな葉芽とも花芽とも判別できないほどの芽をつけた小枝でした。伊豆の義姉は「分からないけれど何本か水に入れたわ」と話してい…

桜染め

伊豆から届いた大島桜の小枝で木綿の糸を染めました。濃染材を使わないで染めましたが、クエン酸の媒染で赤香(やわらかい黄赤)に染まりました。もう一度染め重ねようと思っていましたが、残りの染汁に3回ほど煮出した液を足し、何度か煮詰めた後に、バリ島…

いよいよ

作品展まで1週間、明日おりひめ仲間のYさん宅に、作品展の品々を預かって頂くために、作品の整理と箱詰めをしました。毎年のことながら、作品以外にも、ボディー、ハンガー、糸枠などなど、段ボールに4、5個にもなります。今年も息子の手を借りてYさん宅に運…

あと何日?

作品展の開催日までの残り日を数えつつ、落ち着かない気持ちで織り布と格闘している日々です。いよいよとなったら織り布のまま持ち込むつもりもありますが、当日にならないと作品の全容が分からない怖さがあります。昨日はおりひめでしたが、体の治療でずっ…

作品作りの前に

いよいよと思って縫物仕様に整えたリビングですが、その前に終わらせておきたいこまごまとした事があり、ミシンも織り布もまだ眠ったままです。暖冬の今年でもこのところは、家の前の小さな畑に霜が降り始めました。我が家のブルーベリーは、まだ少しだけ緑…

染めと織り

今日は小寒、頂いた賀状のお返しはもう寒中見舞いです。何人かの方へは寒中見舞いをと思っていますが、七草過ぎにと心を決めて、3日ほど前から煮出していたビワの葉の染汁で少し多めの毛糸を染めました。色の手帳で対比してみると肉桂色、くすんだ黄赤と説明…

年が明けて

暮れから新年が明けた3、4日の間に同じ墓参に2度行ってきました。一度目は30日に息子と、二度目は2日に娘と散歩がてらです。同じ寺院に3人が眠っている偶然を思いながら、初めての墓参となった息子とは、小さな墓地の中を巡る事1時間、苗字を見、生没年を見…

ソヨゴ(冬青)

頂いたソヨゴの枝葉を煮出して染まった色は、思いがけずの極、極うすい茶色でした。少し前にひと枝で染めた100gの糸より薄い色で、それでは鉄で媒染しようと決めて、薄ねず色の糸に染めたのでした。他の色と喧嘩しない灰色系の糸はさくらの好きな色でもあり…

草木染め

久し振りの草木染めが楽しくて、おりひめ仲間のIさんに頂いた臭木の実と萼で、青磁色と灰色を染め、欅の落ち葉で少しくすんだ黄色、カラスノエンドウで極薄い緑に染めてあった糸を、鉄で媒染して緑味の灰色との段染めにしました。たくさん買ったウールの糸に…

ソヨゴ(冬青)

風にそよぐ葉の様子からソヨゴと名づけられたというソヨゴ、なぜ冬青と書くのか不思議ですが、常緑樹なので漢字表記はそれはそれで納得のいく名前です。このソヨゴも赤味の茶色に染まる事を知ってから、染めて見たい病は募っていました。自宅近くのデパート…

久し振り

箕輪直子さんの著書『草木染め大全』を時々取り出しては眺めています。ふと目にとまった写真に、去年の娘と兄夫婦との散歩のシーンが蘇りました。秋の伊豆、散歩しながらもついつい染め物になる木々が無いものか、拙い知識を駆使して周囲に目がいきます。染…

二枚の布

失敗糸で2枚の布が織り上がり、少々ご機嫌なさくらです。思いがけず使った草木染めの糸と、生成りの糸がぴったりで、優しい色と手触りの布に仕上がったのです。相変わらず何になるのか見当もつかないでいますが、眺めているとホッとするような布に満足です。…

立秋 

今日は立秋、今朝の空は曇って、少しは凌ぎやすい一日となりそうです。日暮れの時間も少しずつ早まり、秋の訪れを急かしているように感じます。昨日から始めた糸掛けが終わり、今朝は織りたい気持ちに急かされて、朝のちょっとした時間に、機の前に座りまし…

タブの木

伊豆の兄の家の近くに、ご近所の高齢者の方々が集まって、毎朝ラジオ体操をやっているちょっとした広場があり、「タブの木広場」と言われていると聞いていました。昨年のアートフェスの折り、来場者の方に「タブの木で染められる」と言われ、染めた真綿を見…

娘任せ

写真を撮らないさくらは、当然それをブログにアップする事もできず、娘任せのブログ写真です。9月の途中から11月まで、ご無沙汰だったブログの写真を、昨夜一気にアップしてくれました。感謝して就寝したので、今朝は早速PCを開いてみました。やはり写…