9月

裂き織り布で

手提げを作った裂き織布がたくさん残っていたので、残った布全部を使って小さなリュックを作りました。軽く、手提げのようにも使えて何より軽いリュックに仕上がったのがうれしくて、暫く会っていなかったSさんとのお喋りタイムに見てもらいました。「いい、…

バリ島の籠で

15年ほど前、まだ手織りを始めたばかりの頃でした。男物の着物の裂き糸を使って織った布を使い、バリ島の伝統工芸品のアタ細工の籠で手提げを作りました。藍染布を使った裂き織りがさくら好みで、和服の時にはよく使っていました。籠と布のバランスが気に…

病院廻り

基本的に健康とは思っているさくらですが、この数年で定期的に病院に通うようになりました。歯科、内科、眼科、整形外科ですが、治療というより定期健診です。2か月から4か月ほどの間隔で定期健診に通っているのです。特別の治療というほどではないまでも、…

またまたの台風

台風が多かった夏が過ぎようとしているこの時期に、またまた大きな台風が列島を過ぎようとしています。同じ地域が何度も被害を受けていることに気を揉みつつ、それでも勝手なもので我が家が被害に遭わなかったことにホッとしているのです。今回も何日か前か…

織り上げたものの

おりひめの機にかけてから半年余り、織り続けていた組織織りの布が織り上がりました。機からおろしてみてあまりの酷さにがっかり、初めてといえるくらいの織り間違いと織りむらに我ながらびっくり、がっかりの仕上がりです。考えてみれば気乗りしないままこ…

大失敗

仲良しのSさんと隣町の手仕事市に行く約束をして、電車の時間も連絡していました。28日の約束をしていたのですが、1週間前の21日の事です。娘の仕事休みを利用して、近くのデパートで買い物をしてひと休みしていた時「ピーンポーン」の音に応答する間もなく…

楽しかったこと

嬉しく、楽しいことが続きました。日曜日に東京スピニングパーティーに仲良しのSさんと行ってきました。ちょっとした目的もあったので、満足のいく買い物ができ、帰宅してからのSさんとのお喋りも楽しく一日が過ぎました。探していた野蚕の糸、ラフィア少々…

2度目の

早めの買い物ついでに、遠まわりして川沿いの土手を久しぶりに歩きました。何年か前の台風被害で川幅が狭くなったせいと、このところの雨も手伝って、少し増えた水量にコイもカモも気持ち良さそうです。ヒガンバナ、シロシキブ、オシロイバナ、トラノオ、カ…

とうきびの皮

先日いただいたとうきびの皮を干しておきました。いつもは裂いてそのまま織り込んでいたのですが今回、干した皮を裂いていてふと紙縒りのようにしてはと思って紙縒ってみました。若い頃仕事で書類を綴じるために反故紙を紙縒りにしていたことが役立って、き…

とうきび

仲良しのIさんからのプレゼントで、北海道からとうきびが届きました。大きな災害が起きた後で心配していたのが杞憂になって、10本ものとうきびが段ボールで届いたのです。さっそく蒸し器を使って全部を蒸してから美味しく頂きました。食べた後電話でお礼を…

台風の後で

25年ぶりという大きな台風が去り、幸い大きな被害もなく過ぎ去っていったことに感謝の朝を迎えました。朝夕の虫の音に秋を感じるようになっていたこのところですが、今朝は高くなった空と、心地よい風がさらにその感を強く感じさせてくれます。今日は収穫し…

織りを途中で

ありきりの糸で織り始めた布ですが、もう少しというところで緯にしている野蚕の糸が終わってしまい、迷いつつ機にかけたままにしています。吉祥寺のお店に行くか、半月ほど後の東京スピニングパーティーまで待ってみるか、迷いつつ機はリビングの隅に。今日…

通院の帰りに

ずっと我慢していた膝痛が我慢の限界かもと思いはじめたので、1週間ほど前に行きつけの整形外科で、ヒアルロンサンを両膝に打って頂きましたが、まだ捗捗しくなくて開院と同時位に行ってきました。さくらの心つもりでは帰りに食品の買い物をと思っていたので…

裂織り

サクラで染めた紬糸を2本取りし、経糸にして機に掛けました。サクラとチャの実で染めた2種類の絹のスラブ糸と、サクラで染めた長襦袢を裂き糸にして織る事にしました。裂き糸だけでは単調になりそうなので、スラブ糸と1段おきにして織りはじめました。少し長…

秋の花

昨日はおりひめ、工房に向かう途中の路地のキンモクセイの香りに、いつもの事で、もうこんな時期がと思いつつ工房について見ると、剪定されないままで大きく枝を伸ばした、工房のキンモクセイも満開で、一日中その香りに包まれての織り作業でした。今朝のウ…

今度も夕焼け色

草木染めの紬糸で織っていた布が、5m余の布に織り上がり、久し振りに裂織りをと思って裂いてあった裂き糸を取り出して織りはじめて見ると、「これが夕焼け色」という布になりました。娘に「これ夕焼け色じゃない?」というと、「これが一番夕焼け色ね。それ…

夕焼け色の布の次に

さくらの思う夕焼け色の布が2枚織り上がり、以前からタッサ―シルクの糸で織りたいと思っていたので、サクラで染めた紬糸を経糸に掛けました。緯に予定していたタッサ―シルクを入れて見ると思うようではなく、これで織る気にはなれなくて、タブの木で染めた薄…

芸術の秋?

少し前の夕刊に”荘村清志、70歳記念リサイタル”のタイトルの記事を見つけました。以前から知ってはいても、その音を実際に聞いた事はありませんでした。ナルシソ・イエペスに学んだ彼らしく、スペインゆかりの曲をソロで演奏するとともに、「プラテ―ロとわた…

東京スピニングパーティー

今年も東京スピニングパーティーが開催されている錦糸町まで、仲良しのSさんと出かけてきました。100か所ほどのブースがあり、それぞれがそれぞれの思いのこもったブースばかりです。以前から知っていたり、情報として知っているブース、糸や染料、染材、布…

織りを

ほぼひと月ぶりに機に糸を掛けました。夕焼け色が好きという依頼を受けて、気に入るかどうか自信がないままに、さくらの思う夕焼け色の布を織っています。人それぞれの思いの色があり、言葉では表せない色を表現するのは大変です。結局はさくら好みの布にな…

河原で

娘の連休の2日目の昨日、駅一つ隣にある文化施設で、11月に開催される雅楽のコンサートのチケットを買いに出かけました。この施設は、織物産業が盛んだった当地にあった、繊維研究所の建物を利用して作られ、織物、染め、コンサート、演劇、各種展示会など、…

所在なく

朝からの所在ない気分の故が分からないまま、ぼんやり西の空を眺めていました。テレビでは台風情報が流されていますが、西の空は雲を押しのけて青空が細く長く、雨の情報を否定するように覗いています。突然浮かんだのは、病を得て入院中のIさんに会いに行…

部屋の片付け

数年前に、何度目かの一人暮らしを始めた息子が置いたままにしていった、屋根裏部屋の荷物の片づけを頼んでおきました。昨日のお昼頃にやって来たついでに、さくらの部屋の片付けを頼んで、仕事休みの娘の手も借り、リビングの隅に置いていたダイニングテー…

朝日歌壇からⅡ

7月11日の朝日歌壇に掲載されていた短歌はいつものように姉妹で投稿されている富山市の姉妹で、この日も日常のひとこまを切り取って、二人のそれぞれの時間の情景を想像させてくれます。 じゅうたんに寝転びここは草原と話す妹今日十五歳(富山市) 松田 梨…

朝日歌壇から

1時間程の朝のひと時は、新聞に目を通す時間と決めている大事な時間です。新聞によって捉え方もいろいろですが、1紙のみの購読のさくらは心して読もうと思いつつ、もう40年程同じ新聞を購読しています。心待ちにしているのは、月曜日の短歌欄で、何人かの…

次の機を

高機を手放し、以前から考えていたおりひめの機を注文しました。今使っている機はおりひめの機の中では、一番小さい平織りの機です。偶然回りまわってさくらの手許に来たもので、おりひめの機の中でも随分古いものでした。電話番号も分からないおりひめ工房…

東京スピニングパーティー

日曜日、仲良しのSさんを誘って、東京スピニングパーティーに行ってきました。手仕事の素材、道具、製品などが一堂に会した催しで、何年か前に知り行ってみたいと思いながら、今回初めて行ってきました。糸、染材などなど思いがけず買い込んでしまい、一日を…

思いがけず

気になっていた猫ヒタの手入れをしました。伸び放題の木々が気になっていたのですが、さくらの都合と天気の都合が合わなくて、延び延びになってとうとうここまで来てしまったのです。アブチロンもバラもブルーベリーも、その他草花の繁ってしまった猫ヒタは…

ウォーキングのご褒美?

すっかり秋めいて、夜明けの時間も随分遅くなり、今朝は5時10分頃から歩き始めました。青い空に薄紅の朝焼けが綺麗で、思わず東の空を仰ぎながら後ろ歩きをしましたが、朝焼けはあっという間に消え、何時もの道を黙々とあるきました。トントン橋も暫く渡れな…

高機 Ⅱ

以前師事していた先生のお骨折りで、頼んでいた高機の行き先が決まり、今日配送業者の方が見えて、「織り機ですね、ほう! こうなるのですか」さくらが「どのような形状か聞かれて、説明のしようがなくて」というと「これは説明できませんね」「組み立てたま…